ご不沙汰しております。
最近仕事で必要な資格は取り尽くし、子育て中心になっていたので更新していなかったのですが、久々にゆるふむなブログネタができたので更新してみました。
今回は節電対策等のために「アクリサンデー エコな簡易内窓セット」 を使用して、DIYで二重窓を設置したのでまとめます。
DIYド素人な我が家では説明書もわかりづらく、ネットにも情報が少なく苦戦したため、誰かのお役にたてれば幸いです。
使用したのはMサイズとLLサイズです。
当たり前かもしれませんが、大きくなるほど、難易度があがります。
基本的にサイズが違っていても作成方法はいっしょなので、メインはMサイズ作成時の様子をまとめます。
別途、LLサイズのみに必要だった工程を後半に記載します。
二重窓設置のメリット
もう設置すると決めた人には蛇足ですが、設置を迷っている人向けに、
最初になぜ二重窓をDIYしようとしたのか、メリットを感じた点をご紹介します。
◎遮光効果(UVカット効果)
◎遮音効果(こどもがいるので音漏れを少なくしたかった)
◎遮熱効果(節電)
引越し先があまりにも日当たりがいいこと、部屋のレイアウト上窓の近くにベッドを置くことになりそうだったので、上記の3点が気になっており、カーテンにプラスアルファなにかできないかと思い、いいものがないか探していました。
昨今、電気料金の値上がりが著しいので、カーテンもそれなりにいい仕事してくれているのですが、更になにかできないかと。
一番最初は窓ガラスにフィルムを貼る方法を検討していました。
ただ、これに関しては簡単なのですが、窓がガラスの種類によって使える使えないがあることがわかりました。
今の部屋は一部型板ガラス(凸凹ガラス)でそれに対応できる商品が1つしか見つかりませんでした。
リンテックコマース(Lintec Commerce) 凸凹ガラス用遮熱シートM ホワイト HGAL-01
この商品を選ばなかった理由は、
透明でない(ホワイトしかない)ためより外が見えづらくなること、
遮熱シートは何年かに一度貼り直しも必要なこと等。
これでもいいかとも思ったのですが、他の商品がないか探している過程で、
空気の層ができることによりより効果的な対策ができる二重窓にたどり着きました。
二重窓をDIYするにしてもキットを使用して労力をかける時間がない、そういったことは不得意だから難しそうという方は、遮熱シートを利用するか、助成金で二重窓の工事を行うことも検討してもいいかもしれません。
費用と効果、難易度のイメージはこんな感じ。
安い、手軽、効果低い← →高価、難易度高い、効果高い
遮熱シート(フィルム)<遮熱シート(見た目緩衝材)<二重窓DIY<業者で二重窓設置
ちなみに先に完成した時の視界の画像を載せておきますが、こんな感じです。
上部が普通のガラスで、下が型板ガラスの窓に設置した時の視界です。
中空構造になっているので、縦にラインが入るので、少し視界が歪みますが、視界ゼロにはなりません。
目隠しをしたい、割れたガラスの飛散防止をしたいというニーズがある場合は遮熱シートでそういった機能があるものを購入するのがおすすめです。
また、こちらの内窓キットは窓から3cm離して設置する必要があるので、その距離に設置できることが前提になります。
どんな商品も長所短所があるので、ぴったりな商品が見つかるといいですね!
エコな簡易内窓キットを作ってみた
前置きが長くなりましたが、ここからは作成の過程をまとめます。
準備するもの
封入されている道具以外に必要なものです。
キットだけじゃ完成しないので購入前にご確認ください。
特にLLサイズは難易度高いので必要な道具も要チェックです!
【公式に用意が必要とされているもの】
①作業用手袋(素手でもいいけど怪我防止のための軍手等。必須ではないけどあると安心かと)
②作業用ゴーグル
(持ってなかったので、伊達メガネで代用。多分ゴミが目に入らないようにするやつ)
③メジャー(必須。ともかく正確な採寸が大事。)
④鉛筆、ボールペン、マジック等(私は枠はシャーペン、面材は細めの油性マジックを使用)
⑤定規(面材カット時、線を引くのと、カッターといっしょに使用。)
⑥カッター(面材カット時と切り欠き時に使用)
⑦プラスドライバー(ネジ止めに必要。ネジ止めしないなら不要ではある。)
※以下、LLサイズのみ必要
⑧アルミアングルに4Φの穴を開ける道具
(持ってなくて焦ったもの。電動の穴あけ用ドリルが必要らしい。
そんなものは一般家庭にはないけど、LLサイズ購入する層は持っているものなのか…
我が家はなかったので、鋭利なドライバーと金槌で一旦当たりをつけて、
太めのキリ(たまたま手持ちが4Φだった)を回転させて無理やり開けました…
道具が傷むので最終手段だと思うのですが、もし手持ちがない方は試すのもありかと。
ちなみにネットで検索したら木工用ですが、100均で手動の穴あけドリルを扱っているらしいです。
試してないですが、それを試すのも有りかも?)
⑨金ヤスリ(アルミアングルの断面を滑らかにするために。なければ爪ヤスリで代用)
【個人的に使ったもの】
⑩プラスチック枠用のヤスリ(紙ヤスリ等)
(枠の切断面を滑らかにするため。ちなみにちょうどいいヤスリ持ってなかったので、100均で買って使わなくなった爪をツルツルにする爪磨きの一番粗い面で代用。金ヤスリではいまいちでした)
⑪大きいハサミ(面材の切断はカッターでやった方が丁寧ですが、時間がかかります。
切断面は枠に押し込むので多少粗くても入れば隠れるので、時短したい場合はハサミで切ると楽でした)
【実はあるといいもの】※私はまだ購入してないけどあるといいもの
⑬隙間テープ等(気密性を高めるために使用するとより効果アップ)
作成の要点まとめ
作成後に写真を撮ったのでヘロヘロで申し訳ないのですが、このような取付説明書が封入されています。
これに採寸した窓の大きさを記入していくと最適なサイズが導き出されます。
個人的にきれいに隙間なく仕上げたいなら、枠は計算で出てきた数字より少し大きめに切っておくと、意外と微調整のために追加で切ることは簡単なのでちょっと長めにとっておくと安心です。
(切ったら最後短いのは隙間テープなどで補うしかなくなるため)
ちなみに私はプラスマイナスを間違えて、計算してしまった箇所があったので、検算して失敗を防ぎましょう!
ちなみに⑦でフレームの組み方をABから選ぶことになるのですが、書いてあるままですが違いは以下です。
A:切り欠きがあるので難易度高め。仕上がりがきれい。
B:切り欠きがないので簡単。採寸ミスった時に隙間が目立つ。
切り欠きの有無で作業量がかなり変わるのと仕上がりに影響がでるのでどこまで手をかけるか切り欠きを端材で練習していけそうならAを、無理そうならBを選択し、計算します。
計算が終わったら、採寸にあわせて、まずは枠をカット。
封入されている金鋸を使用して切断します。
画像の通り、カットした時の断面はヤスリで削った方が見た目キレイです。
時間がかかっても、一気に切らずに、順番にカットして、窓枠や面材にあてながら微調整していくと失敗が少ないと思います。
結構簡単にきれますが、モロモロとクズがでて、それが静電気で服や机に吸い付くので、(そんなにクズの量は大量にでないですが)新聞を引くといいと思います。
また、机で作業するなら、面材の入っていた段ボールを下に敷くと机を傷つける心配が減ります。
切り欠きはこんな感じ。
私は太めのカッターを上から押し当てて下まで切り、下面部分はニッパーでねじりきりました。
お掃除用の処理なので掃除をあまり想定していない人は飛ばしても差し支えない工程です。
このキットの中でも難易度が高いので端材で試して、自分には難しいと判断したらやらないのもありかと。
窓枠の設置位置
枠の設置は窓から3cm離すことが必要となりますが、それ以上に距離を取れる場合はどの位置に設置するか迷いますよね。
我が家は最大10cm離すことができたのですが、検索してみると推定ガラスの二重窓のサイトの解説が複数候補が出てきたのですが、5cmや7cm離すのが近すぎず離れすぎず効果的であるというのを見つけました。
悩んだ末、我が家は6cm離すことにしました。
面材
窓の面材はキット発売元が出しているアクリサンデーの「ポリカーボネート(ハモニカーボ/クリア)」。
特に言及いませんが、紫外線吸収層があるとのことなので、UVカット効果もあるようです。
面材カットの時に気をつけたいことは上に乗らないこと。
大きいので採寸する際、乗ったり手で体重をかけたくなりますが、簡単にへこむので注意した方がいいです。
カットは準備する道具の部分にも書きましたが、普通のカッターではなく、太めのカッターと定規で切るか、大きいハサミできるのがいいと思います。
フレームに面材を組むコツ
フレームを組む場合は、組んだフレームはスライドし辛いため、例えばBの場合上下どちらかを入れたあと、それにそわせるように側面をいれ、残りの上下パーツを入れるとはめ込みやすかったです。
LLサイズのみついているパーツアルミアングル
これをつけることにより面材が大きくなってもたわむのを防いでくれます。
Lサイズ購入者のレビューをみるとLサイズもたわむらしいので、もしLサイズ作成でたわみがきになる場合はアルミアングルを以下の取り付け手順に従って設置するのもいいかもしれません。
ベースの説明書は私が作成したMサイズもLLサイズも同じものがついていましたが、アルミアングルはLLサイズにしかついてないようなので、取り付け手順書が別途ついている形でした。
こちらも作成後に撮影したので、メモがあり申し訳ないのですが、こんな感じで寸法を決めました。
切断は、プラの枠同様付属の金鋸で簡単に切れました。
道具の説明でも記載しましたが、たわみ対策の補強用アルミアングルの下穴開けが難所だと思います。
まず道具が封入されていないので、購入か手持ちの道具で対応が必要になりますので注意してください。
我が家は手持ちのキリと鋭利なドライバーでなんとかしました。
ある程度の重みもあるのですが、最悪、穴あけができないなら、両面テープで固定してしまうのでもなんとかなるかもと思いながら端材で練習しました。
結果的には奇跡的に手持ちのキリで貫通でき、4Φの穴を開けられたので、両面テープ固定は端の浮いた部分の処理だけになります。
アルミアングルを設置したイメージはこんな感じです。
縦のフレームと同じ長さのアルミパーツが入っているため、どのくらい長さの差をつけてカットすればいいか迷ったのですが、Bパターンでカットした時に我が家は少し縦のフレームより短くなるようにしてみました。
カバー範囲が長ければ長いほど、補強できます。
アルミアングルの設置の注意点
①ベースとなるプラのフレームが面材にしっかりはまっていないとアルミアングルを設置しようとした時に
うまく沿わせて取り付けられないので十分押し込まれていることを確認した上で
ネジ止めすることが必要になります。
②アルミアングルが長いほどネジ止めから離れた端が浮きやすくなります。
特にその点について公式には言及されていませんが、我が家は端が浮かないように、
残った両面テープで固定しました。
以上が作成するにあたって、事前に知りたかったポイントのまとめでした!
ご質問があればコメント欄を利用していただければできる限り思い出して回答、記事を更新いたします。
これから組み立てる人、これから購入する人の参考になれば幸いです。
エコな簡易内窓のスペック詳細は
公式サイトでご確認ください。
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