今週末が建設業経理士1級の試験なので、毎日1本ペースで建設業経理士1級の記事をアップしていこうと思います。
私は経理に転職するまでありていに言えば、簿記3級も落ちるレベルの素人でした。
そこから徐々に独学で勉強して、入社2年半ほどの時に建設業経理士1級に受かりました。
そう。コツコツ建設業経理士2級あたりから勉強すれば、1級独学合格も夢ではありません。
しかも私は1級を初回受験時3科目同時に受験しました。
2014年9月3科目受験 財務分析、財務諸表合格。原価計算不合格。
2015年3月1科目受験 原価計算合格
取得してから2年以上たってしまったけれど情報が少ない資格なので勉強法と私のしくじりを素に1発で3科目同時合格してほしい気持ちから記事をまとめさせていただきます。
3科目同時受験。まさかの一番簡単だとされる原価計算のみ不合格。
難関と言われた財務諸表は合格できたのになぜ原価計算を落としたのか?
難関と言われた財務諸表は合格できたのになぜ原価計算を落としたのか?
取りこぼした理由が試験の傾向が変わったせいなんです…ッ!
同じ理由で落ちないでほしいので穴のない勉強法をお伝えします!
*各科目ごとの勉強の攻略法がアップできました!
こちらも併せて、読んでみてください。
財務分析の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格①
財務諸表の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格②
原価計算の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格③
建設業経理士1級の概要まとめ
●公式HP 建設業振興基金 建設業経理士
http://www.kensetsu-kikin.or.jp/gyom2/
●試験時期、申し込み時期
9月試験は5月が申し込み〆切
3月試験は11月が申し込み〆切
●各科目の試験時間
1時間30分
受験記録
●受験時のスペック
日商簿記2級、建設業経理士2級取りたてから続けて建設業経理士1級の勉強をしました。
●勉強期間
(1回目3科目受験)6か月+(2回目原価計算)1か月半
大体1科目2か月くらい勉強しています。
(1回目3科目受験)6か月+(2回目原価計算)1か月半
大体1科目2か月くらい勉強しています。
時系列に並べると
2014.3.9 建設業経理士2級受験(合格) すぐに1級の勉強に取りかかる
2014.9.7 第16回建設業経理士1級受験(3科目受験2科目合格)
2014.11 合格発表2科目合格→原価計算のみ不合格
建設業経理士受験後は半年原価計算をやるのではなく別資格を勉強。
2014.12ビジ法3級の勉強(合格)
2015.12種証券外務員の勉強(合格)
2015.3.8 原価計算受験→合格
①なぜ3科目中原価計算を落としたのか?建設業経理士1級の出題傾向は?
第16回の過去問を見ていただければわかるのですが、3問目にタックスシールドがでてきます。
過去に出題されていない部分でした。
基本的に建設業経理士1級は過去問を何年か分解いていれば対応できるといわれるのですが、それにもう一歩踏み込まないと原価計算は受からなくなったようです。
近年難化しているのか(内容の難しさより出題の単調さがなくなったのか)合格率が落ちてきています。
気をつけてください。
気をつけてください。
基本過去問のみでいけると思いますが、はじめの頃解いた問題は試験の頃には忘れてしまっているので、直前にもう一周くらい解き直すようにした方が安心だと思います。
②建設業経理士1級で使ったテキストは?
メインテキスト
建設業経理士1級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト 各科目分
出版社 ネットスクール(以下パタ解き)
(基本は全てこれで基礎固めしました)
メイン過去問
Webダウンロードなので本では買ってません(この後ご紹介します)
建設業経理士1級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト 各科目分
出版社 ネットスクール(以下パタ解き)
(基本は全てこれで基礎固めしました)
メイン過去問
Webダウンロードなので本では買ってません(この後ご紹介します)
合格テキスト&トレーニング 建設業経理士1級 各科目
出版社 TAC出版
(正直、中古で安く買えたので買ってみましたが、理論ですぐ辞書として使いたくても索引がなく、ページ数も多く繰り返し解けないと思ってほとんど使っていません。原価計算再受験時苦手な分野だけ少し演習に使いました)
出版社 TAC出版
(正直、中古で安く買えたので買ってみましたが、理論ですぐ辞書として使いたくても索引がなく、ページ数も多く繰り返し解けないと思ってほとんど使っていません。原価計算再受験時苦手な分野だけ少し演習に使いました)
③どんな順番で勉強したか
絶対合格するつもりだったので、建設業経理士2級受験直前にはすでに原価計算のテキストを購入してました。
場合によってはお取り寄せになってすぐに勉強を始められない可能性があるので同時受験を目指す方は早めに3冊ともそろえるといいです。(また、全部揃っているとトータルで勉強したせいか理論の面では相乗効果で理解度が深まった気がします)
その中でも勉強の情報量の多い順に
原価計算→財務分析→財務諸表の順で勉強するのが私のおすすめです。
まずは情報量の少ないものからインプットしていくイメージです。
ただし、日商簿記1級を持っている人は財務分析になじみがないので原価計算の次に財務諸表の方が簡単に感じるかもしれません。
また、建設業経理士1級には科目合格という制度があります。1科目合格してから5年以内に3科目全て合格すれば1級の合格となります。
ゆっくり勉強したい人は簡単な順にトライするのもいいと思いますし、一番難しいものを確実に合格してあとは易しいものに挑戦していく方法もいいと思います。ネットで見ていると原価計算と財務分析は持ってるけど財務諸表がどうしても難しくて科目合格の期限が切れそう、なんて人も見かけます。5年がひとつの目安になると思うのでゆっくり派な人は作戦を練ってからチャレンジしてみてください。
また、建設業経理士1級には科目合格という制度があります。1科目合格してから5年以内に3科目全て合格すれば1級の合格となります。
ゆっくり勉強したい人は簡単な順にトライするのもいいと思いますし、一番難しいものを確実に合格してあとは易しいものに挑戦していく方法もいいと思います。ネットで見ていると原価計算と財務分析は持ってるけど財務諸表がどうしても難しくて科目合格の期限が切れそう、なんて人も見かけます。5年がひとつの目安になると思うのでゆっくり派な人は作戦を練ってからチャレンジしてみてください。
④どんな風に勉強したか
試験4か月前が(9月試験は5月が申し込み〆切、3月試験は11月が〆切)なのでかなり早い段階で自分がどの科目を受けるか、何教科同時に受験するか決めなくてはいけませんでした。
私は5月末までに3~5月で原価計算、財務分析、財務諸表のパタ解きを一通り演習し、3科目同時でもいけるかもという感覚がつかめたので3科目で受験申し込みをしました。
1つ1つ受けるよりも同時に受験する方が安くなる試験なので、同時に受けられると思う方はおすすめです。
6月から残り3か月は過去問の演習を中心に勉強しました。
最初は解けなくて当たり前。問題を見て、回答を見ながら解きました。
大体、過去問を10年分3回くらいやってました。
大体、過去問を10年分3回くらいやってました。
⑤建設業経理士、無料の過去問、解説サイト
過去問は試験公式サイト建設業振興基金に掲載されているものを使いました
過去問の解答はこちらを利用しました
KKS|建設業経理検定過去問題 実力アップに最適 "検定試験問題及び解答例"
ネットスクール|建設業経理士 出題予想と解答速報
直近のものはTAC、大原でも配布されていますので、1問目の作文を比較したい場合はチェックしてみてください。

コクヨ コピー用紙 A4 白色度80% 紙厚0.09mm 500枚 FSC認証 KB-39N
たくさん印刷することになると思うのでコピー用紙だけはたくさん用意しました。
500枚で500円くらいで購入できます。
過去問は基本両面印刷で節約。製本されている本と違ってコピーしに行かなくて済むし、苦手な問題だけ抜き出して持ち運びしやすいですし、本だと若干書き込みに躊躇するかもしれませんがプリントしたものなのでどんどん気にせず書き込みましょう。
ネットスクール|建設業経理士 出題予想と解答速報
直近のものはTAC、大原でも配布されていますので、1問目の作文を比較したい場合はチェックしてみてください。
コクヨ コピー用紙 A4 白色度80% 紙厚0.09mm 500枚 FSC認証 KB-39N
たくさん印刷することになると思うのでコピー用紙だけはたくさん用意しました。
500枚で500円くらいで購入できます。
過去問は基本両面印刷で節約。製本されている本と違ってコピーしに行かなくて済むし、苦手な問題だけ抜き出して持ち運びしやすいですし、本だと若干書き込みに躊躇するかもしれませんがプリントしたものなのでどんどん気にせず書き込みましょう。
⑥理論問題、特に記述はどう対策する?
過去問でまずはきっちりまとめられた答えを繰り返し読んでください。
1字1句間違ってはならないのではなく、あくまで作文です。見ないで自分の言葉でいいので書けるように練習してみてください。
最初は箇条書きから始めるのでも構いません。
写真のように、キーワードとなる言葉が文章中にしっかり入っていれば点になるので、模範解答のような難しい言葉が自分ではかけなくても、重要な語句は入れられるように練習しましょう。
もし過去問の解答がわかりづらいようでしたら、上記で上げた過去問解答、解説サイトを見比べて好みの方を読み込むといいです。
最初は箇条書きから始めるのでも構いません。
写真のように、キーワードとなる言葉が文章中にしっかり入っていれば点になるので、模範解答のような難しい言葉が自分ではかけなくても、重要な語句は入れられるように練習しましょう。
もし過去問の解答がわかりづらいようでしたら、上記で上げた過去問解答、解説サイトを見比べて好みの方を読み込むといいです。
また、過去問以外の問題が出題されることも大いにあるので、私はテキストの特典でダウンロードできるレジュメをメインに勉強しました。
※建設業経理士1級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキストでは合格のポイント集というレジュメをダウンロード配布しています。
※建設業経理士1級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキストでは合格のポイント集というレジュメをダウンロード配布しています。
↑実際に財務諸表で使ったレジュメ。
最重要の情報だけをコンパクトにまとめているので、これだけは記述で書けるようにしました。
長文でなくても構いません。まずはポイントとなる部分を箇条書きできるようになるところからはじめてあとはそれらしく体裁を整えられるようになればOKです。
これでも足りないと思った過去問の出題部分は長文も穴埋めも対応できるように付箋に書いてレジュメに貼っていました。これだけ持ち歩いていればどこでもすぐに理論の勉強ができるのでおすすめです。
これでも足りないと思った過去問の出題部分は長文も穴埋めも対応できるように付箋に書いてレジュメに貼っていました。これだけ持ち歩いていればどこでもすぐに理論の勉強ができるのでおすすめです。
⑦絶対やってほしいこと。予行練習。
特に複数科目受験する方は体力勝負だったり、集中力を維持する練習も必要だと思います。
私は直前期は試験の日の時間割にあわせて1科目ずつ時間いっぱい解き直しもしながら挑戦してみる試みをしていました。食事や休憩時間のとる時間も同じにあわせます。
当日ぶっつけだとこの問題解けなかった、不安だ、などペースを乱される原因はたくさんあると思います。それでも、事前に答えを見たくても我慢して見直しまでした予行練習の経験があれば当日の焦りを少し楽にしてくれると思います。
この時間の感覚に慣れるという練習、次の試験までの休憩時間しか見直しができないという経験を試験前にぜひ体験してみてください。
あと、個人的に当日もゆっくりごはんが食べられる状況ではないので、当日食べた後でもサクサク試験が解ける自分のお腹に優しいメニューも予行練習の時探せるといいと思います。
(私はコンビニ食に慣れていないのに当日はコンビニで買う派なので予行練習でパンをふたつ食べて気持ち悪くなるんだという教訓を得ました…緊張に弱いんです…)
⑧2回目の原価計算→1か月半の追加勉強で無事、合格!
一番初めに書きましたが落ちたから半年じっくり勉強する…には物足りないないようだったので、間で簡単な資格を2つ取りながら時々勉強しつつ、飽きないように直前で追い込むように勉強しました。
傾向が変わった部分はテキストのちょっとした演習を真面目にやっていれば新傾向にも対応できたと感じたのでテキストの過去問で出てこなかった単元も含め演習しました。
前回もこれをやっていればと悔やまれます。
前回もこれをやっていればと悔やまれます。
さすがに前回の勉強時間もあるので、記述もポイントとなる単語を漏らさず書けるようになり、自己採点だと9割解ける状態になりました。
このくらい量をこなせば合格できると思います。
このくらい量をこなせば合格できると思います。
⑨効率よく勉強するのに大変参考にさせていただいたサイト紹介
ありがとうございました!
以上が私の建設業経理士1級合格の全体のまとめです。
また各科目の詳細な対策記事がアップできればと思っていますので、お待ちいただければと思います。
これを読んだ方が少しでも楽に勉強できるようになりますように✨
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