建設業経理士1級 原価計算の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格③|ゆるふむログ ゆるふむログ: 建設業経理士1級 原価計算の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格③

2017/09/07

建設業経理士1級 原価計算の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格③

今回は建設業経理士1級の3科目同時受験で受かった勉強の仕方の財務諸表だけを細かく解説します。

今週末が建設業経理士1級の試験なので、毎日1本ペースで記事をアップしていこうと思いますのでよろしくお願いします!



もし、まだ3科目共通の建設業経理士1級の勉強についての記事を読んでらっしゃらない方はこちらも読んでみてください。

建設業経理士1級 3科目同時受験で合格するためのマニュアル

この記事では3科目同時受験して原価計算だけ落ちてしまったので、どれくらい勉強してないといけなかったのか詳しく書いたのと、勉強に役立つコツをまとめてあります。過去問の進め方や理論の勉強の仕方などは効率的な3科目共通の勉強の進め方をまとめてました。

*各科目ごとの勉強の攻略法もアップできました!

 財務分析の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格①

 財務諸表の勉強の仕方 3科目同時受験でも一発合格②

 

①使用したテキストと過去問


建設業経理士 1級原価計算 出題パターンと解き方 過去問題&テキスト(以下解きパタ)


日商簿記2級、建設業経理士2級取得済み、日商簿記1級は勉強してないです。
日商簿記2級工業簿記が予備知識としてあれば、すんなり解けるので、他にテキストがなくても、これ一冊で、無理なく学習できそうです。


もし、まだ日商簿記2級を勉強していないようでしたら、今後受ける予定があれば工業簿記のみ買うのもいいと思いますし(私は簿記の教科書シリーズを使いました)、スッキリわかる 建設業経理士1級あたりがわかりやすいので買うのもいいかもしれません。


合格テキスト&トレーニング 建設業経理士1級 原価計算


3冊中古で安かったからと中身を見ずに注文しました。
索引がないため使いづらかったのですが、目次から好きなところだけ見つけて使いました。特に理論の網羅率は高いので助かりました。
問題集としてはボリュームが多いので全て解ききるには多すぎるし、もっといい演習問題がある気がします。
(量が多かったので、ほとんど使わずパタ解きメインだったのでここまで掘り下げなくても合格できると思います。あくまで辞書と気になった問題を少し触る程度でした。もっと薄めでだけど、それなりに量をこなしたい場合は他の問題集をオススメします)



過去問はこちらの記事でまとめましたが、ネットで無料ダウンロードできます。コピー用紙だけたくさん用意しました。

 

②3科目同時受験で一発合格が叶わなかったので、その部分を掘り下げて1発で合格を目指すためにアドバイス


正確には自分は一回で合格できてなくてすみません。
ただ、新傾向問題に変わった年に受験したので、そこさえ攻略できれば次の回には受かったので、是非とも参考にしていただきたいです。

一般的に原価計算が一番易しい科目だと言われています。
その理由は覚える量が少ないのと日商簿記2級を取っていれば問題に癖がなく解きやすいからだと思います。
だからこそ、特に複数科目受験する人が手薄になりがちになるのが原価計算なのではないかと思います。私がその一人でした。
多分、1回目の受験の時は実質1か月半くらいしか原価計算を勉強していない上、一番最初に勉強をはじめて、財務分析、財務諸表を勉強して、ブランクを開いた状態で過去問だけ取り組んだ科目でもあります。軽視しすぎました。

敗因は3科目の総括の方でも書きましたが、私が初めて受験した第16回で新傾向問題タックスシールドがでたのが予想外だからです。(過去問でもでたところはできました。)

過去問中心に勉強していたので、それ以外の論点を全くと言っていいほど練習しておらず、完全にテキストの演習不足でした。パターン化されていると言われている建設業経理士1級ですが、タックスシールドは当時10回分の過去問を解いても出てこない、パタ解きには載っていた単元でした。出題された問題のレベル自体は易しい分類だと思います。知っていたか知らなかったかだけでした。これを直前にちゃんと復習していれば合格していたんだろうなと思うと悔しいです。

私が受けた第16回、第17回くらいから原価計算は傾向が変わってきた感じがします。

近年、合格率も下がり難化しているのかなとも思いますが、合格者数が減っている一番の原因は過去問と傾向が変わってきていることだと思うので、過去問だけでなく、持っている問題集の基礎問題でいいので試験前に一度復習しておくことが大事だと思いました。

本当は過去問以外も予想問題をたくさん反復すること方がいいと思うのですが、時間がなくて最短の時間で合格を目指す方には基本問題を完璧にするのが時間的にも限界な気がします。実際私は受かれたので不安かもしれませんが、最低限お持ちの参考書の基本的な演習だけでも復習をオススメします。



↑1回目の過去問演習量


↑2回目の過去問演習量



 ↑2回目の勉強計画



合格した2回目の受験は他の勉強をしていて試験1か月半前まで全く勉強しておらずそこから復習して受験しました。ギリギリ合格という感じでしたが、2回目の受験や日商簿記1級などベースがある人ならそれだけの時間でも合格できると思います。


③記述の勉強



基本的には他の科目といっしょでパタ解きのレジュメと過去問などで扱われた部分を簡単に説明できるようになっていれば大丈夫だと思います。



第17回で無事合格した感触としては、記述は合格テキスト&トレーニングを一度目を通していればすらすらかけたんではないかと思わされました。私は若干勘違いした解答をしてしまったのですが、それでも合格できたので、少し違うことを書いてあっても0点になるのではなく、何点か部分点がもらえるんじゃないかと感じました。

④計算問題を解くためのメモの例(第16回過去問演習より)


たくさんの数字を整理していくことが原価計算では求められます。最小限の問題への書き込みとメモの例として過去に解いたものの画像をアップします。




完成工事と未成工事を一目でわかるように斜線で塗り分けたりしました。蛍光ペンが持ち込めるのでそれを活用するのもいいかもしれません。

直接経費も人件費にあたる部分だけ塗りつぶしたり工夫しました。合算する時に見分けやすいと思います。



メモしながら計算する時もいきなり答えを書くのではなく、工事ごとに途中計算を残してどこで間違ったか検証しやすいように、メモを取りながら進めると見直しでも間違いを発見しやすいです。



メモをよく見ながら、時間いっぱい見直しをして減点がないように見直しをたくさんしてください。そのためにも情報をうまく整理できるようになれるといいと思います。

途中計算を書いたり、問題文をわかりやすく表にすると解きやすいので何回か解きながら自分の見やすいメモの取り方を編み出してください。メモのスペースも限られているので、簡潔にまとめられるように練習できるようになれるよう頑張ってください。




以上で、4日連続でアップした建設業経理士1級の勉強法もこれで最後です。
明日からは当日の持ち物の確認や複数科目受験される方向けに1日がかりの試験の乗り切り方を記事にしようと思います。

これを読んだ方が、合格できるようにお祈りしています✨

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