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2017/10/06

建設業経理士2級を独学でも余裕で1発合格したオススメ参考書・過去問解説サイト




経理に転職した当時、建設業の入札に参加している会社に就職したので、日商簿記以外にとろうとした資格です。

割りと持っていると資格手当がもらえるので、建設業界にお勤めの方や、これから就職を希望している方は取っておくといいかもしれません。

今回は転職1年目に独学で受けた建設業経理士2級のお話です。

 

 

建設業経理士2級の概要まとめ


建設業経理士って?


建設業経理士は建設業界独特の工期の長い会計に対応した簿記の能力を証明する検定です。

そのため、入札の加点対象となるので、建設会社ではこの資格を持っていると社員に手当てがつく場合があります。
そのため、あると就職、転職に有利になることもあるかもしれません。
また、私は受かった会社が建設業界だったので初めて知った資格です。
入社後でも働きながら取得可能だと思います。


●公式HP 建設業振興基金 建設業経理士

http://www.kensetsu-kikin.or.jp/gyom2/

●試験時期、申し込み時期の目安

9月試験は5月末が申し込み〆切
3月試験は11月末が申し込み〆切(今回は12月上旬まで)

●各科目の試験時間

2時間

当時のスペック


日商簿記3級合格(働きながらなので2~3か月)
日商簿記2級不合格後建設業経理士2級受験1か月前に再受験→合格
(働きながら半年くらい。ただし、再受験時にビジ法の勉強をしているので、フルでは勉強してません)


勉強期間


1か月~1か月半
(日商簿記2級と並行期間あり)

(勉強する範囲としての量はないので、ベースがあればこのくらいの時間でも取れます。)
(私も簿記は勉強したことがなくて、0から日商簿記の勉強を全て独学なので、苦労はお察しします。ベースがない人でも優しいテキストから入れば大丈夫だと思うので、自分のレベルにあった参考書で勉強してみてください。)


勉強の仕方


建設業経理士2級は基本的にパターンの決まった試験です。
基礎が固められていればラクラク合格できる難易度だと思います。

まず参考書で基礎を1週間くらいで固めて(初学者はもう少しかかると思います)、本番まではひたすら過去問を解いていました。

過去問は10回分くらいを3~4周演習しました。

そんなにやったの?やらなきゃいけないの?と思うかもしれませんが、1回目は解き方すらよくわからないであったり、ズタボロな点数から過去3年分くらいを解くところから始めました。全然できないのを放置せずに、解き方や答えの仕訳を把握して、答えを一度見たことある状態で2回目を解きます。それでも満点取れるわけではないので、3回目、4回目を解く。そうするとさすがに8~9割は取れるようになるという勉強法です。

どんなに参考書を仕上げても本番と同じ形式の問題を時間以内に正解しないと合格できません。
3年分くらいを解いた後は、試験まで解けるだけ過去問を解きました。10回分でなく、5回分でもともかく形式が同じなので慣れるまで、時間いっぱい繰り返し演習しました。

結果、当日は2時間と試験時間が長いのもありますが、2回くらい解き直しもできるくらい余裕で回答できました。このくらい勉強量があれば、日商簿記よりもいじわるな問題も少ないので、9割自信をもって提出できるようになると思います。

(最新の過去問も見ましたが、傾向は変わっていないようでした)

使用した参考書


①建設業経理士 2級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト (以下、パタ解き)

難易度標準なテキスト

建設業経理士2級出題パターンと解き方過去問題集&テキスト22年3月、22年9月試験用

数少ない建設業経理士のテキストです。

ストーリー仕立てで建築の会社で経理に配属された短大卒の新入社員マイさんといっしょに学んぶことになります。
マイさんは簿記3級を持っている設定です。

私は参考書を割りとビジュアル重視で買ってしまうので、絵がなじめませんでした。
また、Amazonでも中身を少し立ち読みできるのですが、マイさんのウザさが気になります( ˘•ω•˘ )

学ぶ順序も理論から入るので何となく違和感があり、サクッとうかる2級建設業経理士 テキストで学んでからこちらを使いました。

そちらで基礎はかためていたので、後半の過去問研究メインで使いました。
初心者でもどこに目をつけて、どんな手順で解けばいいかわかりやすいと思います。

正直、サクッととネットだけでも間に合うのではないかとも思うところですが、各基礎演習や解説がサクッとよりも難易度が高い問題にも対応できるようになりそうなので、過去問だけでは穴があると不安なので確認するのに役立ちました。

また、理論も簡単なものしかでてきませんが、過去問で分からない用語がある場合は、ネット検索してもなかなかでてこないと思うので、1級も受けるなら原価計算のテキストに載っているので先取りで買うと心強いです。


②サクッとうかる2級建設業経理士 テキスト/ネットスクール出版

難易度が易しいテキスト



パタ解きと併用です。

パタ解きの勉強の順序は理論が先にきており、とっつきにくかったのでこちらを追加購入しました。

日商簿記2級にあともう少しというところで落ちて、並行して勉強し始めた時に使いました。

なので、完全に簿記の勉強をしたことが無い状態じゃないので難易度が違うかもしれませんが、そのくらいの実力がある人なら大体5日あれば読めました。

初学者の方なら表紙にある通り10日くらいかかるかもしれません。
最初は初めて聞く言葉ばかりで大変かもしれませんが、このテキストはかなりやさしめに読みやすくできているので頑張ってください!

それでもわかりづらいという方や、日商簿記と並行している方はそちらのテキストも見るといいかもしれません。
私は原価計算のあたり等、日商簿記の簿記の教科書も若干併用して勉強しました。
3級より2級の日商テキストがあると補助としていいかもしれません。
勘定科目の違いはあるものの、日商の工業簿記がある程度できていれば入りやすいと思います。

ただ、入り口としてはわかりやすいですが、載っている問題の難易度が低めに設定されている気がするので、過去問もたくさん練習したり、パタ解きにより演習は別途必要だと思います。

建設業経理士、無料の過去問、解説サイト

過去問は試験公式サイト建設業振興基金に掲載されているものを使いました
過去問の解答はこちらを利用しました


コクヨ コピー用紙 A4 白色度80% 紙厚0.09mm 500枚 FSC認証 KB-39N

たくさん印刷することになると思うのでコピー用紙だけはたくさん用意しました。
500枚で500円くらいで購入できます。A4の紙に印刷すれば本番に近い形で練習できるのでおすすめです。

過去問は本番同様にしたかったこともあり、基本両面印刷で枚数節約。製本されている本と違ってコピーしに行かなくて済むし、苦手な問題だけ抜き出して持ち運びしやすいですし、本だと若干書き込みに躊躇するかもしれませんがプリントしたものなのでどんどん気にせず書き込みましょう。

長くなるので、今回は参考書などをまとめました。
次回は過去問演習のコツをアップしようと思いますので、更新をお待ちください。


他に参考書はあるの?


正直、建設業経理士は日商簿記ほど、参考書が充実していません。

前述したネットスクール刊行のもの以外ですと、TAC出版からでているものがあります。
過去に日商簿記でTACの形式に慣れている方はそちらを利用するのもいいかもしれません。


   

私はこのネコの絵柄になじめなかったのと、日商簿記は簿記の教科書シリーズを使っていたので、Amazonレビューなどを見て、ネットスクールの参考書で勉強しました。


基本は過去問のやり込みで合否が分かれる資格だと思うので、過去問分析を特に頑張った方がいいです。TACのテキストはその点が手薄 になりがちなようなので、もし買うなら過去問を買うのをオススメします。
ただ、無料でダウンロードできるサイトもあるので、基礎固め含め、ネットスクールの書籍が個人的には要点を効率よく示しているのでそちらをやってから過去問に移るのがオススメです。



その他の建設業経理士2級の記事はこちら




  

※2014年3月に受験し、合格した時のデータです。

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