衛生管理者、第一種、第二種どっちを受ける?違いは?難易度は?|ゆるふむログ ゆるふむログ: 衛生管理者、第一種、第二種どっちを受ける?違いは?難易度は?

2017/08/21

衛生管理者、第一種、第二種どっちを受ける?違いは?難易度は?



先日、第一種衛生管理者をとりました。

勉強する過程で感じた第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の範囲の違いや難易度の差をまとめてみます。
どっちを取るかの参考にしてみてください。



衛生管理者とは?

そもそも衛生管理者とは、50人以上の会社には必置の資格になります。
ざっくりいうと労働環境を整え、労災が起きないようにする人です。

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の共通点と相違点

 

業種により必要な衛生管理者資格を切り分ける

会社に必置だという面で切り分けると、以下のようになります。

 第一種衛生管理者免許を有する者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
 第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。
 
安全衛生技術試験協会 資格の紹介より

自分の今の会社に併せて、必要な方をとれば十分だとも思いますし、今後の自分のキャリアを考えて汎用性の高い第一種衛生管理者をとるのもいいと思います。
また、第二種衛生管理者をとっていれば、第一種衛生管理者を受ける時に一部免除で試験を受けることができるので、あとから受け直すこともできます。

試験の難易度・範囲で衛生管理者資格を選ぶ

共通点

●「労働生理」「労働衛生」「関係法令」の3科目から出題される。

●各科目ごとに40%以上得点し、合計得点60%以上で合格。

●試験時間は3時間(科目免除者は2時間15分)

●受験料は同額の6800円


違う点

●有害業務に係る問題が第一種衛生管理者では出題される。
 ここが不得意だと1種が難しく感じるかもしれません。
●問題数、配点が違う
第一種衛生管理者が44問(400点満点)に対して、第二種衛生管理者は30問(300点満点)になります。
 


種 類

試  験  科  目

試 験 時 間

範   囲

出題数(配点)

第一種
衛生管理者


労働衛生


有害業務に係るもの


10問(80点)



13:30~16:30 3時間

科目免除者は
 13:30~15:45 2時間15分


有害業務に係るもの以外のもの


7問(70点)


関係法令


有害業務に係るもの


10問(80点)


有害業務に係るもの以外のもの


7問(70点)


労働生理


10問(100点)


特例
第一種
衛生管理者


労働衛生(有害業務に係るものに限る。)


10問(80点)



13:30~15:30 2時間


関係法令(有害業務に係るものに限る。)


10問(80点)


第二種
衛生管理者


労働衛生(有害業務に係るものを除く。)


10問(100点)



13:30~16:30 3時間

科目免除者は
 13:30~15:45 2時間15分


関係法令(有害業務に係るものを除く。)


10問(100点)


労働生理


10問(100点)


(注)特例第一種衛生管理者免許試験とは、第二種衛生管理者免許を受けた者が、第一種衛生管理者免許試験を受験する場合です。
※出張試験における試験開始時刻は、別途会場ごとに定められます。


労働生理は同じ100点同量の出題ですが、他2科目が有害業務についての問題でボリュームアップします。  

今後のステップアップを見越して選ぶなら第一種衛生管理者がおすすめ

 

衛生管理者の勉強をしているとでてくるのですが有害物質を扱う業種では、「衛生工学衛生管理者」という資格が必要です。
こちらば、受験資格を得るルートとして、大学で工学や理学を学んでいることなど、専門的な勉強をするルートもあるのですが「第一種衛生管理者」を取得していれば、講習を受講し試験をパスすることで取得できます。
この情報は取得後知ったことだったのですが、転職などで必要になった時取得できるので第一種をゆくゆくは取ることになった時に第一種衛生管理者をとっていれば第二種よりもスムーズにステップアップできるかもしれません。

以上が、私なりに感じた一種と二種の違いでした。

私は特に切迫して取らなきゃいけなかったわけではないので第二種衛生管理者を受けてからステップアップでもよかったのですが、二回目受けるの面倒なのと受験料が同じなら安くあげたかったので最初から第一種衛生管理者にしました。初めは全然勉強したことなかった分野だったので戸惑いましたが、問題を解けばどこが覚えるべきポイントなのかつかめると思うので、そこまで難易度がぐっと違うとは考えなくてもいいと思いました。足きりがあるのでポイントはまんべんなく勉強することだと思います。

最後に第一種か第二種か選べて最終的には第一種もほしいなと思っている人に伝えたいのは、結構受験する場所が僻地に設定されていることが多いので注意していただきたいです。
各地方に一か所しかない上、駅から遠い場合が多いので二度と受けたくなくなる可能性があるので関連記事を読んでいただき、自分の最寄りの衛生管理技術センターまでどれだけかかるか確認してから申し込んでください。私は片道2時間半かかるし、交通費も高かったのでもう二度と行きたくないので一発で第一種衛生管理者に受かってよかったです。

これを読んだ方が衛生管理者に受かりますようお祈りしています。

他の記事でも勉強の仕方やオススメテキストを紹介しているのでよろしければ読んでみてください(*'ω'*)✨

その他衛生管理者についての記事はこちらです。



   

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