突然ですが、小学校3年生から高校生までの多感な時期にアトピー性皮膚炎で悩まされていました。
私の弟は私よりもっと重篤なアトピーでした。
そんな私が高校時代脱ステして、30代の今ではその跡もないので知ってほしいことをまとめます。
弟は私よりも重いのでまだ闘っていますが、自分の肉体に関心を持ち、薬剤師となり自分の体と向き合っています。
もっとあの頃早く気づき、家族の協力がもっとあれば。
そんな私達きょうだいふたりの経験からアトピーを少しでも軽くする提案を3つお伝えします。
今思うと、何も考えないで親に言われたから皮膚科に通っていました。
当時、定期的に何もわからずに花粉やハウスダストなどのアレルギーの血液検査をしていた覚えがあります。飲み薬とステロイド、ワセリン。
この記事を読んでいるのはアトピー当事者の方でしょうか?本人がここまで頭が回るかわからないので、お子さんがアトピーなら親御さんがどうか協力してあげてください。
もちろん、患部がジュクジュクな時にステロイドを使うことは悪いわけではありません。
一時的に使うならそれ以上酷くならずに済むのでいいかもしれませんが、今考えると皮膚が薄くなってしまったり、同じ箇所で結局アトピーを繰り返していて根本的な治療になっていなかったように思います。
それでは、完治に向かっていった知ってほしいこと3つをあげさせてもらいます。
①自分はどんな時にアレルギーが酷くなるか知る。
まずは何にアレルギー反応が出ているのか知ることから始めます。
正直皮膚科に通って、薬をもらうだけで当時の私や親は何も原因について考えたことがなかった気がします。
どんな時にアレルギーがでるのか知る方法として、「検査すること」と「観察すること」のふたつがあげられると思います。
まず、検査方法ですが、一番わかりやすいのは皮膚科で検査してもらう方法です。
検査項目は私のように花粉、ハウスダストだけでなく、特に食品、場合によっては遅延型のフードアレルギーも洗い出すといいかもしれません。
私はもう体感で何が駄目なのかわかった時から食べることをやめました。
給食であれがでるたび、体が熱くなり掻いてしまうなと思って辞めてから劇的によくなりました。
(のちにうっかり知らないで食べると徐々に頭痛がしたり気分が悪くなっていったので間違いなく避けてよかった食べ物だったんだと思っています)
私のように食べておかしくなった食品を疑うのもいいですし、病院で検査するのが高いとお思いなら、現在は自宅で検査できるキットもあるので、まだわからない場合は調べてみてはいかがでしょうか。
かゆくなる要因の観察として、幹部が熱を持つ、体が温まると痒くなるという特徴があることがわかってから、ここまで温まると痒いなど、自分の行動が痒みにつながるラインはどこなのか自分なりに分析して痒くならないように制御するようにしていました。
お風呂で温まりすぎないようにしたり、夏は少しお風呂上り涼んでから寝るようにしたり、ちょっとした習慣を変えることで防げることもたくさんあると思います。
火照って痒くなったら保冷剤で冷やしてみたりもしています。
他には乾燥すると痒くなりやすいです。
これは一般的な知識かもしれませんが、自分にあう保湿剤を使って潤すだけでなく、私はそもそも水分を食事以外でとらない傾向があったので、それも改善するようにしました。後述するのですが、水分もジュースなどではなく白湯やお茶などにするように自分の生活を観察しよりよくなるように努めました。
あとはアレルギーの一つとしてストレスも数値にはでない原因のひとつだと思います。観察のひとつとしてどういった事柄があると心に負担になるのか把握して、うまくストレス解消してリフレッシュすることが大事だと思います。
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心も体も疲労をためることはアトピーの悪化につながります。お肌のゴールデンタイムには寝るように努めたり、痒くて眠れないと弟は言っていたのですが、それでもせめて横になって体を休めてくださいね。寝つくための安眠グッズやリラクゼーショングッズも役にたつかもしれません。
②私たちは食べたものからできている。
①でお話しましたが、私は食品アレルギーがいくつかあり、それを食べると肌が荒れたり、お腹を壊してしまいます。あるものを食べると頭痛がしたり体調を崩してしまいます。ひどいアレルギーの人は生命にかかわりますよね。
食品のアレルギーは特に顕著に体に現れます。
さて、その場合は避ければいいだけなのですが、それだけではまだ足りない部分もあります。
弟は胃下垂なのか細いことをいいことに小さい頃から市販のお菓子や炭酸飲料が好きでした。
私と弟のアトピーの差は遺伝子的な部分もありますが、食の違いも少しあったのではないかと思っています。
答えはわかりきっていることですが、その栄養バランスや添加物の摂取量で健康な肌になれるかと言ったら違うでしょう。
私は女だったのもあり、弟より容姿が気になったのだと思います。高校の頃は自分でお弁当を作らなければならなかったので、家族の作った肉中心・炭水化物中心の料理ではよくないと思い、野菜を多く料理に使うような料理を作るように心がけていました。現在も毎日自炊を欠かさず、バランスのよい献立を組むようにしているのですが、最近はもうアトピーなので肌が弱いというと驚かれるまできれいな肌になることができました。お付き合いで居酒屋メニューやジャンキーな食べ物も時々食べますが、時々振り返り反省してバランスがとれるようにしています。
常に完璧は無理ですが、アトピー克服、そしていつか美肌と言ってもらえるようになるには食べ物の改善がとても重要だと思います。当たり前すぎることを書いているかもしれませんが、食事のバランスはいいと言えますか?
私の記憶の中で、私がアトピーで悩んでいた頃、友達でハンバーガーやポテト、揚げ物大好きでニキビが治らないと言っている子が2人いました。ケアする化粧水やニキビ薬を塗ることばかり必死になっていたようですが、今思うと食生活を見直した方がよかったのじゃないかとアドバイスしたくなりました。安いからと学生の頃はジャンクフードやコンビニのホットスナックに手を出しがちですが、こういう食生活も肌に悪いですよね。
弟は現在きちんとした食事を心がけつつ、マルチビタミンをサプリで摂ることや漢方薬を飲んで胃腸をいたわることでかなり回復してきています。
若干話がそれますが、私は春にたけのこを買ってきて自分であく抜きして1つまるごと調理するのが好きなのですが、たけのこにはヒスタミン(アレルギーになる物質)が多いため、少し肌が荒れてしまいます。こういった食品は誰でも痒くなる症状がでるので避けるとよいでしょう。
肌は食べたものからしか作られません。好きなもの、よく食べるもの、食習慣を一度振り返ってみてください。生活リズムや環境からいきなり変えるのは難しいかもしれませんが、もしよくない生活をしているかも…と思ったら変えられるようにしてみましょう。
③皮膚の病気なので外側の刺激に注目する。
これは自分の肌に触れるもの・住環境などです。
私がよくなったきっかけのひとつに親と同じ普通シャンプーをやめたことがあります。
(当時はパン●ーン、アジ●ンスみたいなのを使っていました)
この頃から、肌に触れるコスメやソープ類をちゃんと選ぶようになり、扱いは難しいのですがせっけんシャンプーにしてかなりよくなりました。
※せっけんシャンプーや体を洗うせっけんについては別途記事をアップ予定です。
シャンプーに関しては、シャンプーがよく洗い流せてないとアトピーでない人も背中ニキビの原因にもなるということなので、シャンプーした後に体を洗うという順番も大事なようです。
もう一つ、住環境の変化として高校生になって、みんなで使っていた寝室を自分の部屋として与えられたことがあります。
その部屋には絨毯張りで掃除が大変だった覚えがあります。自分の部屋になるにあたって、絨毯を剥がしてフローリングにして掃除機を最低でも毎週1回かけるようにしてからだいぶよくなった気がします。両親共働きでなかなか掃除機を頻繁にかけてもらえなかった絨毯の部屋で寝ていたことは今考えるとよくなかったんだろうなと思います。
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あと、親がやってくれたこととしては私と弟が余りにもアトピー歴が長くなってきたこともあり、母が布団用の掃除機のノズルを買ってくれたがあります。今はもっと進化した布団クリーナーも発売されていて技術の発達を感じます。
昔はそういったものがなかったのですが、最近だと空気清浄機が軽いアレルギーでくしゃみが止まらないなんて時に役立ってくれています。乾燥も痒みが増すので加湿もできるものだと最高です。
私の場合、食生活の改善と皮膚に触れるものの変更、掃除の徹底など、ほとんどは刺激になるもの取り除けば自然とよくなっていきました。
刺激となるアレルゲンを取り除いても、ケアしないのではよくならない箇所もありました。
特に手は洗う頻度も使う頻度も高いの最後の最後まで症状が残りました。
そんな時にテレビで湿潤療法というやけどの治療法として見たハイドロコロイドを使った治療に興味を持ちました。
お医者さんにお願いしたのではなく、ドラッグストアでキズパワーパッドやその類似商品を買ってきて、ジュクジュクしている傷に貼って自然治癒を待ちました。
この方法のいいところは、何をつけても刺激になる場合でも何も塗らずに済むというのと、空気に触れたり乾燥したり刺激を抑えられるところです。
アトピーではないのですが、去年人生初ダニに噛まれて掻き壊してしまったのですが、ジュクジュクになった幹部にハイドロコロイド絆創膏を貼ったらかゆみも緩和し、それ以上掻き壊すことなく治すことができました。
化粧水をつけたいなど、かさつきを緩和させたい、でもしみるなんて初期の頃はフローラルウォーターを塗っていました。蓋はホホバオイルなどなるべく成分がシンプルなものから始めました。(現在はチャントアチャームなどオーガニックコスメを使っています)
私のケースはともかく自然治癒でしたが、弟は今も皮膚科に通っています。全身アトピーでともかく保湿を心がけていました。私が皮膚科に通っていた頃はワセリンとステロイドが中心でしたが、弟はヒルドイドを処方されてからかなりよくなりました。
ヒルドイドは処方される時の名前なのですが、保湿力が素晴らしすぎて美容関係でも注目され、現在医療費を圧迫するほどの人気だそうです。
急に泊まりになったり、皮膚科に行けなくてヒルドイドを切らした時は同じヘパリン類似物質の市販クリームを塗っています。もし現在皮膚科に通っていない、時々カサカサアトピーになるという方は市販のこちらを試すといいかもしれません。
以上が3つのご提案でした。
個別にスキンケアやシャンプーなどは後日まとめたいと思います。
少しでもアトピーが治るよう、お祈りしています。
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